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【ICO】金融サービスのためのブロックチェーンインフラ「CryptoKami」について調べてみた

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今回は金融サービスのためのブロックチェーンインフラを構築する「CryptoKami」のICOについて紹介します。現在プレセール開催中です。

Airdropで50ドル相当のトークンがもらえるということで少し前に話題になってましたね。それでは目次です。

CryptoKamiとは

CryptoKamiに関する基本的な情報は以下のとおりです。

Point
  • 金融機関がICOや仮想通貨の銀行業務を行うプラットフォーム
  • プラットフォーム上の取引にはKAMIトークンを使用する
  • KAMIトークンの総発行枚数は210,000,000枚
  • 合意形成アルゴリズムはカルダノのウロボロスPoS(Proof-of Stake)を採用
  • 強制準備制度により、KAMIトークンの価格安定を図る
  • 強制準備制度の土台にはComreme AlgorithmRegulatory Contractがある

CryptoKamiは金融機関をメインターゲットにしたプロジェクトで、CryptoKami上でICOを実施したり、通常行っている業務をCryptoKami上に置き換えることを目標としています。いわば、CryptoKamiは金融機関がBankeraのような仮想通貨の銀行業務を行うプラットフォームです。

CryptoKamiでは210,000,000枚のKAMIトークンが発行され、ビットコイン等のブルーチップ銘柄(ブルーチップとは米国の株式市場で取引される優良株式銘柄のこと)の先物取引クロスチェーンでの通貨の交換等に使用できます。

CryptoKamiでは合意形成アルゴリズムにカルダノが開発したウロボロスPoSを採用しています。

また、KAMIトークンの価格安定のため、強制準備制度(Compulsory Reserve Mechanism)を設け、一定数のKAMIトークンの保持を義務付けています。

強制準備制度はCryptoKamiチームが開発したComreme AlgorithmRegulatory Contractによって支えられています。

ここで疑問なのはComreme AlgorithmRegulatory Contractは一体何だ?ということです。公式サイトには以下のように説明があります。

While all of the "Blue Chip" such as Bitcoin, Ethereum, Ripple, Cardano, Stellar ... are focused on transaction processing, CryptoKami focuses on the automatic regulation of crypto flow in its ecosystem by the Compulsory Reserve mechanism (Comreme Algorithm) via Regulate contract.

簡単に訳すと「ビットコインイーサリアム等のメジャー通貨はトランザクション処理に焦点をあてているけど、CryptoKamiはRegulate contractを通じた強制準備制度(Comreme Algorithm)によって、エコシステム内の自動的なトークンフローの調節に焦点をあてているよ。」といった感じですね。

これでもComreme AlgorithmとRegulatory Contractが何かはわかりませんね。むしろわかりにくくなっているような気さえします。強制準備制度に括弧されてComreme Algorithmと書かれているので、強制準備制度=Comreme Algorithmなのか?

考えてもらちが明かないので、ホワイトペーパーを読んでみました。Comreme AlgorithmとRegulatory Contractの解説画像がありました!

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CryptoKamiホワイトペーパーより引用

うーん…よくわからない。というか説明テキトー過ぎませんか?(笑)

結論としてComreme AlgorithmとRegulatory Contractについてはホワイトペーパー内でも詳細に説明されていないので、内容はわかりませんでした!!(笑)

 

CryptoKamiによって実現できること

CryptoKamiプラットフォーム上で以下のサービスを提供することを掲げています。

金融機関向け

サービスを提供する際には強制準備制度により一定数のKAMIトークンを保有することが義務付けられるようです。

  • ビットコイン等の先物取引の提供
  • クロスチェーンでの通貨の交換業務を提供
  • 仮想通貨の預入・引出・送金等の銀行業務の提供
  • ICOの実施

消費者向け

消費者としては金融機関がCryptoKamiプラットフォーム上で提供しているサービスを利用することができます。サービスの利用にはKAMIトークンが必要になります。

  • ビットコイン等の先物取引に投資
  • クロスチェーンでの通貨の交換
  • 仮想通貨の預入・引出・送金等の銀行業務の利用
  • CryptoKamiプラットフォーム上でICOに参加

 

CryptoKamiの開発チーム

CryptoKamiの開発チームは公表されておらず匿名となっています。この理由について公式サイトのFAQでは以下のように説明しています。

Why is the development team anonymous?

ーBecause of its similarity to bitcoin and some other cryptocurrency, the anonymity of development teams, users, and investors will help CryptoKami not to be overridden by different legal barriers between countries. A sustainable, liberal, and democratic action is based on the principle of a decentralized consensus, which brings prosperity to all participants in the CryptoKami ecosystem.

各国の法的障壁によってCryptoKamiが規制されないようにあえて匿名としているようです。

他のICOプロジェクトは開発チームの写真まで公開して「アドバイザリーにこんな大物がいますよ!」とアピールしているのに、CryptoKamiでは匿名としているのは何か他の理由があるような気がしてなりません。

CryptoKamiは日本発 

先ほどのFAQによると開発チームは日本人のようです。

ホワイトペーパーを公表しているmediumのアカウント名もHiroshi Kobayashiとなっており日本人であることが分かります。

 

CryptoKamiのICOに投資すべきか?

結論から書くと、私はCryptoKamiのICOへの参加は今のところ見送る予定です。CryptoKamiが目指している金融機関向けのプラットフォームという構想自体は面白いものだと思います。しかし、プラットフォームの土台となる技術やアルゴリズムについての詳しい解説がホワイトペーパー内になかったので、プロジェクトの実現可能性について疑問が残ります。

このあたりの技術やアルゴリズムについての説明がなされて理解ができたら、ICOに少額投資するかもしれません。

ICOプレセールに参加したい方は下記のリンクからどうぞ。

CryptoKamiのICOに参加する